HOLLYWOOD DIARY
2006
5がつの日記



5月3日「エビちゃんになりたくて」

 新作の撮影が押しちゃってね。次の撮影までギリチョンパ。メイク落とす時間も惜しかったけど、とりあえず鏡の前に座ったよ。
「おい! チャチャッと塗ったくってくれ。こちとらケツカッチンなんだから。おっと、寝不足なんで目の下のクマだけは目立たないようにしてくれよ?」
 したっけ、メイクのカマ野郎、
「どこからどこまでがクマですか?」
 なんてニヤニヤしながら言いやがんの。ハハハ。助走つけてブン殴ってやったよ。いいからさっさとやりやがれ! そこらへんの美白乳液とか顔料とかテキトーにぶっかけるだけでもいいよ! あ、そうだ。エビちゃんっぽくしてくれ。プロならできるだろ。雰囲気だけでもいいから! エビちゃん! キャンキャン!
 それだけ言って目を閉じたら、徹夜明けの眠気が襲って来てついウトウト寝込んじまった。

 どれぐらい時間が経った頃だろうな? ハタと目覚めたんだ。時計を見るともう次の撮影始まってんの。ヤベッ! 取るものも取りあえず駆け出した。
 撮影所に着いてみると、どうもみんなの反応がおかしいんだよ。例えばこんな具合。

バート・レイノルズ「アララララララ。どーしちゃったのサミュちゃん? 今度は獣姦? ま、頑張ってよ」

スティービー・ワンダー「♪パ、パ、パ〜、パッパッパラララ、パ。パ〜ッタ〜イムラバ〜・・・ん?」

ルーシー・リュー「アイヤ〜」

米の若者「イラクってどこ?」

マイケル・J・フォックス「カッコ・・・イ、イ、イ、イ、イ、イ・・・ッコ、ッコ、ッコイ、イ、イ、コッ・・・イ、イ、イ・・・イ、イ、イ・・・イ、イ・・・イグッ、ヒグッ・・・ン、ン、インテグ、インテグ、インテグ、グ、グ、グ、グ・・・テグテグテグテグッ・・・インテグヒンテグッ・・・テグ、テグ、テグテグ、イン、グ、グ、・・・イ、イ・・イン、イン、イン、インテグラ」

 鏡を見てワーオ。


 エビちゃんってーか、エビそのもの! エビ・イッツセルフ! ドクターモローの島から逃げ出したクリーチャー! こりゃスゲーや。なんだか強くなったみたいで、気が大きくなってさ。110番街の交差点で
「♪エッビマヨマヨエビマヨ〜。春美人まっしぐら! エビちゃんだHO!」
 って威張ったらいくらか稼げたよ。いいだろー。


5月7日「動物園はアニマルでいっぱい!」

 一昨日は子供の日だったなー。
 動物園に行ったよ。ボンジョビと、サントスの奥さんの連れ子のペドロ君も一緒にね。いや、サントスの前妻の連れ子か。複雑な家庭環境らしいな。サントスは連休中も深夜のシフトが入ってるから、日中はグーグー寝てんの。1人でブラブラしてると継母にいじめられたりすんだって。泣かせるね。
 フラミンゴ、象、キリン、シマウマ・・・オレにとっちゃサバンナで見飽きたヤツらだけど、子供らは目を輝かせてたね。ボンジョビがいちいち食えるか食えないか聞いてくるのには閉口したけどさ。
 触れ合い広場でヤギのアナルを観察してたボンジョビがウンコまみれになった以外は珍しくハプニングもなかったな。傑作だったぜ? ヤギの丸いフン手にとって

ボンジョビ「これオヤツ?」
オレ「ウンコだよ〜」
ボンジョビ「これオヤツ?」
オレ「ウ〜ン〜コ!」
ボンジョビ「これオヤツ?」
オレ「ウンコっつってっだろスカトロマニア!! そんなに食いたきゃ食えバカ!」
ボン「アナルマン!!」
オレ「スカトロヤロー!!」
ボン「アナルマン!!」
オレ「スカトロヤロー!!」
ボン「アナルマン!!」
オレ「スカトロヤロー!!」
ボン「アナルマン!!」
オレ「スカトロヤロー!!」
ボン「アナル!!」
オレ「スカトロ!!」
ボン「アナル!!」
オレ「スカトロ!!」
ボン「アナ!!」
オレ「スカ!!」
ボン「アナ!!」
オレ「スカ!!」
ボン「アナ!!」
オレ「スカ!!」
ボン「アナ!!」
オレ「アナ!!」
ボン「スカ!! あ、間違えた」
オレ「や〜いや〜い! 間違えてやんの! だっせ! こいつマジだっせ!! クズ!」

ペドロ君「僕先に帰るよ・・・」


 あと、同じく触れ合い広場にいたチンパンジーの赤ちゃんとも意気投合したみたいだったね。種族を超えた友情を深めてたよ。仲良くなりすぎて帰るときに引き剥がすの大変だったけどね。

ボンジョビ「やだやだやだ! 絶対・・・えぐっ・・持って・・えっぐ・・・るからぁ・・うわぁぁぁん! オヤツ!」

 オヤツってお前、こいつも食う気だったのか!? オヤツない! 友達! フレンドシップ! なんでも食えると思ったら大間違いだよ。おでん君の見すぎ。友達食べたら嫌がるだろ? 人の嫌がることしない。OK? あとな、どっちかっつーとオヤツってよりメインディッシュだろ。肉なんだから。
 一日オヤツ・・・じゃなくって動物達見て興奮しすぎたせいで、ボンジョビのやつ帰ってからずっとグッタリしてるよ。一昨日からひとことも口聞かねぇんだ。



5月9日「THE SWEETEST TABOO」

 漏れる〜! 漏れる漏れる漏れる! クラシアンです500500! 森末! 違う! そっちじゃなくて尿が漏れる〜〜〜!!!
 カロリーゼロだからってペプシNEXばっか休憩中にガブガブ飲んでたから本番寸前に膀胱が破裂寸前になってさ。モジモジしてたら都合の良いことに向こうからスティービー・ワンダーがフラフラ歩いて来たよ。ワンダーだけにwanderはお手の物ってか! HAHAHA!…って、ん〜な駄洒落こいてる場合じゃねっての。あわてて手招きしたよ。

スティービー・ワンダー「♪アジャッコ〜。アレ? その声はサミュちゃん?」

 手招きしたんだYO! もうすぐ本番が始まるから、オレのフリしてちょっくらそこのソファに腰掛けといてくれ。な〜に。ただ座って天井見上げながらニヤニヤしてるだけの役だから大丈夫。お前さんにおあつらえ向きだろ? じゃ、頼んだぜ!
 慌ててトイレに直行したよ。ところが弱り目に祟り目でさ。

「清掃中」
 って札がかかってんの。もう駄目! これ以上我慢したら絶対漏れるいま漏れる。明日の赤新聞の見出しに「ハリウッドスター、漏らす」ってデカデカと載っちまう。こうなったら仕方ない。周りに誰もいないの確認してから、横の女子トイレに突入したよ。女声で♪Is it a crime〜?とか歌いながらね。ま、完全にcrimeだからみんなは真似すんなよ。中はガラガラでほっとした。個室に入るが早いか放尿開始! DO IT NOW! 万歳! なんだこれ? 音姫? とりあえず押しとけ。ガハハ。フ〜。安心したら自然と口笛が口をついたさ。

 ♪ヒュ〜ヒュ〜ヒュ〜ヒュ〜ヒュ〜ヒュ〜ヒュヒュ〜
   ヒュ〜ヒュ〜ヒュ〜ヒュ〜ヒュヒュ〜
    (窓辺にもたれたあなたの顔)
  ヒュヒュヒュ〜ヒュヒュヒュ〜ヒュヒュヒュ〜
     ヒュヒュヒュウ〜
    (私だけに見せる哀愁)・・・ 


 そこまで吹いたときだよ。いきなり歌声が聞こえたんだ。

♪Take good care of my heart〜〜〜

 わわわ! なんだなんだ? 見回すと隣の個室との仕切りの下からウィル・スミスがこっち見上げてんの。


オ レ「おまっ・・・こんなとこで何やってんだYO!」
ウィル「それはサミュちゃんも一緒だRO!」
オ レ「オレは仕方なかったんだYO! あと、サビの一番いいとこ盗んなYO!」
ウィル「ごめんごめん。好きなデュエットだったんでつい、ね。♪Take good care of my heart〜」
オ レ「なんだよソレ?」
ウィル「なんだって、ホイットニーの『Take Good Care Of My Heart』でしょ?」
オ レ「ちがーよ、ばーか。『ロンリー・チャップリン』だっての。♪ロンリーチャップリーイ〜ン」
ウィル「似てるなあ。♪Take good care of my heart〜」
オ レ「だっせ。なんだソレ。『テックッケロマハ〜』だって。プッ」
ウィル「♪I love you more than I should〜」
オ レ「『♪アラ〜ビュ〜モゼラシュ〜』。プププッ! だっせ。空耳アワーに送って手ぬぐいでも貰っとけ。パン! 茶! 宿直!」
宿直「誰だ!」

 まさか本当に宿直が来るとはね。個室から男の歌声が聞こえてくるって通報で飛んで来たらしい。事情を話したけど散々絞られたよ。ウィルのヤローは絞られてるオレを尻目に女装してホイットニーのふりしてホイッとヒューッと逃げてったよ。笑えネェ。

スティービー・ワンダー「♪アジャッコ〜」


5月18日「バイクは燃料を倍食うから!」

 あ〜、スマン! 間違えて日記のタイトルに答え書いちまった。とっておきの謎々だったのに。最近よくこういうポカをやるんだよね。上りのエスカレーターだと思ったら下りだったり、さ。いつまで経っても一段目なんだよ。オレはあれか? ディオの館のポルナレフか? 思わず「上っても上っても同じ場所」って自由律俳句作りそうになったい。
 あと、この前なんか監督のこと「母ちゃん」って呼んじゃって赤っ恥のこきっ恥かいちゃったよ。一瞬シーンとして現場が凍り付いてたっけ。丁度近くを「♪なんちゃらかんちゃらファイア〜」とか歌いながらワンカップ片手にフラフラ歩いてたスティービー・ワンダーに

「監督のママはサミュちゃんのグランマ! グランマこけたらサミュちゃん転ぶ。サミュちゃん転べばママが来る。♪ママズゴナバイユーアモッキンバ〜」

 って馬鹿にされた。何がモッキンバーだよ。ムカッと来たから

「後ろにお化けがいるぞ!」

 って怒鳴ったらビクッとして振り向いてた。


(参考資料)
モッキンバーの歌
http://www.worldfolksong.com/kids/song/hush.htm


5月21日「マイミクさん紹介」

 撮影所のカフェテラスでくつろぎながらカレーカクテルにシュリンプつけてかじってたら、向こうからすごい勢いで道路に炎の筋つけながらスッ飛んで来た男がオレにぶつかって通りの向こうにある肥料のトラックに突っ込んで堆肥まみれになったんだ。オイオイ、なにごとだい? スゲー痛いZE!!

  男「………うたいゼ〜ヒッしょううたいしてサミュしょう!!…………!!しょうちゃんッ!!ミュちゃんハ〜ハ〜っ!サミュッサミュっヒッ……!!!!!!ちゃん!クシーンッ………シーしょうサミュヒッしょうっ……してしてフッフッフ〜、シー!ハ〜………!!ンッしょうクシーフッフッフ〜、ちゃんッハ〜クシーうたいミククシーヒッ………ちゃんうたい!!っ………クシーミクミク……ヒッミクシフッフッフ〜、ミクッミュちゃんササフッフッフ〜、ミクシクシーハ〜!!………うたいサミュミクシしょうヒッうたいミク!」

 お前・・・誰なんだよ。まるで糖尿病の発作に襲われたマイケル・コルレオーネだぞ? とりあえずこのカレーでも飲んで。あ、これ激辛だったスマン。おお? 顔から堆肥ぬぐってみると、マイケルはマイケルでもJフォックスの方のマイケルだった。


 あいかわらずの白人ラッパーぶりだね。さすがにエミネムの隠れた育ての親と言われるだけのことはあるよ。で? さっきのはなんだい? 「My Dad's Gone Crazy」のサビか? 「♪マソンキャンメッキュクラ〜ィ」のあたり。違う? ミクシーに招待してほしい? なんだ。そんなことか。ああ、いいよ。ミクシーでソーシャルなネットワーキングしろよ。世界に広げろよ友達の輪を。それはそうと、さっきからミシンみたく小刻みに足踏んでるYO! カタタタッって!! カタタカタタカタタカタタカタタタタタタッって!!
 っつーわけで、マイケル・J・フォックスを招待したんで、良かったらみんなもマイミクになってやってくれよな。長いことミクシーやってるけど、セレブ招待すんの初めてだね。

マイケルさんのページ(ミクシーやってる人しか見れないYO)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=4573519


5月28日「オフ会報告」

 猿の方のボンジョビ連れて、ミク友のマイケル・J・フォックスとミクシー初のオフ会ってやつをしたYO! マイケルのマイミク二桁突破記念とインテグラ生産中止残念会も兼ねてね。
 せっかく2人なんだからデュエット歌ったんだ。即席ユニット「ハリウッド四次元殺法コンビ(色が)」の誕生さ。

オ  レ「♪飲みすぎたのは〜あなたのせいよ〜」

マイキー「♪……弱いフッフッゥィおんンッよわしさをフ〜ンッッッ弱いゼ〜ガァっ ガァギヒッゼ〜ヒッヒッ!!フッッ……ンッ弱い女おフッ……… よわ ヒッフッ…… ヒッゥギ!よ…ギお愛し………ハァ〜ギヒッハァ〜しさをフッフ〜!!……フ〜……フッよ…女なのなの!!………いとなのフッ………おおな女! よヒッ……ィフッゼ〜フッギ……ゥっいと弱い……ゥおんなのよわなのィッ……おな弱いガァよわなの……おんハァ〜ィギフッフ〜なのしさをゥなの愛しフッギヒッいとフ〜  よお……ゥお………ハァ〜よわゼ〜よわおんィ!!ゥフ〜ンッハァ〜ギガァおな愛し…っハァ〜ンッ女っガァハァ〜ゥヒッギハァ〜フ〜弱いフ〜…よわしさを弱いギ……っ!!しさをおなハァ〜よわなのガァギヒッヒッフ〜女!っおんよわギゼ〜おないとしさをおおヒッ……ガァィガァおん………ヒッ ギィィよわしさをンッ弱いガァフッ ………いと女ゥ!! よガァ!ィンッィ……おなハァ〜おなよわ ヒッガァなのっギ……愛し女ゥおんゥおなンッ ゥ!!愛しンッゼ〜フ〜ハァ〜お………いとヒッ女よわいといとゼ〜弱いおヒッンッ愛し弱いおんゼ〜おッンッヒッハァ〜ガァゼ〜おないとおなフ〜 ガァヒッしさをおな愛ししさを愛しッしさを!おんヒッヒッンッ… ンッ!…ッ!……おお… !」

オ  レ「♪飲みすぎたのは〜・・・って歌終わってるYO!」

 マイケルのヤツ、エフェクトかけすぎなんだよ。ザ・フーの「マイ・ジェネレーション」かってーの。急遽ユニットの方向性を転換。オレがボーカル、マイケルがタンバリン担当に変更したんだ。

♪会いたいっていう気持ちから始ま (シャンシャカシャンシャカ!)

♪きっと涙は音も無く流れ(シャンシャカシャンシャカシャンシャカシャンシャカシャンシャカシャンシャカ!)

♪オ〜〜〜ネスティイイ〜〜(シャンシャカシャンシャカシャンシャカシャンシャカシャンシャカシャンシャカシャンシャカシャンシャカ!)

♪あなたはも(シャンシャカシャンシャカシャンシャカシャンシャカ! カシャンシャ!)

 どんな曲でもイントロからシャンシャカシャンシャカうるせーのなんの。1人でウッドストック以来の盛り上がりを見せてたね。でも、ふと見ると猿の方のボンジョビが隅の方でグッタリしてんだ。故郷が恋しいのかな。その様子見てたらなんだか可哀想になってきてね。いや、オレも動物園に残してきた人間の方のボンジョビをそろそろ探しに行かなきゃなって思ってたところ。というのも最近町で変な噂が立ち始めたんだ。

証言A「ハリウッド動物園に卑猥な言葉をわめく猿の子供がいるらしい」

証言B「カレー味のポップコーンを当てると、逃げた」

証言C「トイレの個室でビッグイシューを売りつけてきた」

証言D「変な臭い」

証言E「4組のキャサリンが見て一週間後に死んだ」

証言F「州兵が出動するかも」

 州兵と聞いちゃ黙ってらんねーしな。おし! 二次会は動物園だ!! レッツらGO! さっそくマイキー&猿の方のボンジョビ連れて深夜のハリウッド動物園に忍び込んだよ。よし。マイケルはここで見張っててくれ。誰か来たらタンバリン鳴らしてくれよな。あ、待って。とりあえず記念撮影。


 抜き足差し足・・・ボンジョビが迷子になったのがここら辺だろ? お〜い、ボンジョビ! いるなら殴らないから返事しろ! ・・・置き去りにされて怒ってんのか? 逆いないいない・・・バ〜! おい、逆だっつってんだろが。逆いないいない・・・バー! ・・・スネてないで出て来いYO! ををっ!? あんなところでアナルマンがフラフープしてる! 楽しそうだな? アナルマンアナルマン! アナルマ(シャンシャカシャンシャカシャンシャカシャンシャカ!)WA! やっべ!
   仕方ネェ。手当たり次第にそこらのボンジョビと思しき動物ひっつかんで車に詰め込んで帰宅したよ。














 さてさて、これら一癖もふた癖もあるボンジョビに囲まれて、どんなハートウォーミング子育てストーリーを綴ろうかな? 無理かな?