2008年の映画を振り返る

暗闇に響く映画鼎談


林田林田男(以下はやしだ):おじゃましま〜す。映画ていだ……あれ? お前、チンポコにローション塗ったくった上にオナホールおっかぶせて上下に激しくスライドさせて、何やってんだ? 
やすい(以下ヤスイ):ん? ああ、コレね。ジョークグッズ。洒落だよ洒落〜。ユーモアのセンスないな〜。
はやしだ:そういうユーモアセンスはないわ。ちょっと片付けろ映画鼎談始めるんだから。
ヤスイ:ズボン履くくらいなら鼎談やらない。
はやしだ:じゃあそれぶら下げたまんまでいいから。さてと、とりあえずDVDで観た『エクスクロス〜魔境伝説〜』。2008年のじゃないけど。
ヤスイ:なーんか、変な映画だったなー。ホラーなのかアクションなのかコメディなのか。
はやしだ:予告の「足を切り落とされるぞ!」ってフレーズが頭から離れなくてさ。しばらく挨拶代わりに使ってたよ。
ヤスイ:どこで使う挨拶だよ。電話の声が大好きな小山力也だった。でもラストで出てきた声の主が、大嫌いなブサイクでゲンナリした。
はやしだ:まーいいじゃないの。減るもんじゃなし。それよりもさ! 足狩り事件と包帯ストーカー女事件が全く無関係に同時進行してたってのが信じられない。
ヤスイ:あのストーカーもアグレッシブだったなぁ。ハサミやらチェーンソウやら。あいつがいなかったら普通の凡庸なホラーだったのに。
はやしだ:途中から女同士が格闘する特撮モノみたいなノリになってたよね。ぜんっぜん怖くないの。
ヤスイ:でもストーカー女が重要な役割を果たした。
はやしだ:風習で片足の腱切れてた男が生贄の女を物色するために足の腱つなげて村を出てって、女連れて来てからまた自分で腱切って「戻ってきたぞー!」って雄たけび上げて、結果機動力がガタ落ちして女にてこずってるのが爆笑だったんだけど。破綻してるだろ、そのシステムは。
ヤスイ:せめて捕まえてから腱切れって話ですよ。順序が逆だ。
はやしだ:眼鏡っ子役でしょこたんが出てたけど、これは良かったね。足怪我してるのが不自然でゼッテー阿鹿里村と関係あると睨んでたら全く無関係。
ヤスイ:は〜しょこたんしょこたん。
はやしだ:そうそう。いいこと言うね。お次は『ホット・ファズ』。『ショーン・オブ・ザ・デッド』の人が主役のアクション映画?
ヤスイ:序盤はコメディなのかシリアスなのかどっちつかずって展開でパッとしないなーって思ってたけど、ラストではっちゃけた。
はやしだ:ラストのドンデン&アクション映画としてのカタルシスはなかなかのもんだった。村人の風貌と武装の意外性が冴えてたな。
ヤスイ:最後の方まで登場人物全員が怪しく見えるのも良かった。観終えてもう一度最初から観返したくなったね。こんな伏線張ってたんかーって。
はやしだ:死に方がいちいちグロいのも可笑しかったなあ。
ヤスイ:無駄にグロかったなぁ。1周回って笑ってまうような。
はやしだ:ご丁寧に全部ちゃんと明るいとこで死体見せてくれるしな。サービス満点だ。
ヤスイ:毎回あんな不審な死に方してるのに、事故で通してきたんだな、あの村。
はやしだ:行方不明者も多すぎるだろ。杜王町か!
ヤスイ:欧米か!
はやしだ:まあイギリスなんだから、欧米だよ。
ヤスイ:ですよねー。
はやしだ:あとティモシー・ダルトンに似てる人が出てると思って検索したら、老けたティモシー・ダルトンだったね。
ヤスイ:「ティモシー・ダルトンとトミー・リー・ジョーンズを足して割ったような顔だねー」とか言ってたらティモシー・ダルトン本人でやんの。
はやしだ:余分なトミー・リー・ジョーンズはなんなんだよ。老化成分か!
ヤスイ:どちらさんにも失礼な話だな。ティモシー・ダルトンってわかってから、可笑しくて仕方なかったよ。
はやしだ:引退したジェームズ・ボンドが田舎で悪さしてるようにしか見えなくなるもんな。
ヤスイ:007も小悪党に落ちぶれたなーって。そういえば主演のサイモン・ペッグ、『ミッションインポッシブル3』に出てたな。出世したなぁ。
はやしだ:MI3ではちょっと太ってたな。味のある俳優だと思うよ。
ヤスイ:次は007シリーズに出てほしいな。ダニエル・クレイグの下っ端とかで。
はやしだ:Qの次のRの次で、S役で。次は『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』
ヤスイ:続編出来るとは思わなかったなぁ。アメリカの薄い歴史でよく頑張った。
はやしだ:後は先住民の遺産とか?
ヤスイ:次回作はペリー来航にかけて日本に来るとみた。
はやしだ:それいいね。アメリカ映画って3作目で日本に来たがるし。毒々モンスターとか。頑張れベアーズとか。ベストキッドとか。
ヤスイ:何だろうね、パート3で日本に来る法則? よく観たらSWエピソード3のラストの溶岩工場も日本だったのかもしれない。
はやしだ:次はベトナム戦争中に川の上流に勝手に王国作っちゃったヤツの財宝の話。
ヤスイ:川からぬ〜っとニコラス・ケイジが出てくるのか。
はやしだ:一作目のショーン・ビーンもそうだったけど、このシリーズは悪役が良い人っぽいんだよな。
ヤスイ:今作のエド・ハリスも中途半端なワルだった。ラストの水没しそうな部屋で、主人公達を銃で脅しておきながら、何故か自分が殿をつとめて溺死、とか。
はやしだ:結果から考えるとすっごいいい人! 優しい馬鹿!
ヤスイ:北斗の拳のシンみたいなヤツだった。わざとワルぶって…。
はやしだ:最期に先祖の名誉がどうたらって絶叫してたけど、そんなに先祖の名誉が大事かな〜? エドが死んで家系が途絶える方が問題なんじゃないのか〜? 水攻めで錯乱してたんやろか。
ヤスイ:もういいや、次。『28週後...』
はやしだ:冒頭の閉所に閉じ込められた人らのところが良かったね。スピード感が、ぱねえ。
ヤスイ:何がぱねぇだ。死ね。冒頭の逃げるシーンがクライマックスで、残りはオマケみたいなモンだ。
はやしだ:結局人間、というか軍人が怖い、みたいな展開。でもスナイパー戦とか毒ガスとか新味があって良かったけど。
ヤスイ:最近のホラーってどれも「結局怖いのは人間でっせ〜」みたいなのばっかな。
はやしだ:変にモラルやメッセージちらつかせるのはやめてほしいよね。経費うかしたいだけなのにエコエコうるさい総務みたい。
ヤスイ:ゾンビ映画なんて噛まれて食われて血がドパーって噴き出してりゃいいんですよ。それをなんか、小難しくして…モテようとして。
はやしだ:次の舞台ロシアなんだっけ?
ヤスイ:『28ヵ月後...』らしいね。もう世界滅んでんじゃないの?
はやしだ:さすがに軍部が暴走ってパターンはやめてほしいなあ。マッドマックス2みたいな世界になってて、そこをトム・サヴィーニがバイクで爆走してほしい。
ヤスイ:トム・サヴィーニ出して欲しいな。ものっそい惨たらしい死に方して欲しい。
はやしだ:逆に生き残って終わるとか。
ヤスイ:次、『スウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』。唄ってたね〜、ハンス・グルーバーが。
はやしだ:ちょっと恥ずかしそうだったね。デップが完全に吹っ切れてる分だけ余計にそう見えた。宴会で無理矢理マイク持たされた寡黙な部長って感じで。
ヤスイ:デップがノリノリな分、際立ってたなぁ。しかもそんなに上手くも無いし。
はやしだ:結局若者一人勝ちみたいな終わり方で。若者カップルもどうなったかよくわからずじまい。バートン監督は健全な若者の恋路なんて心底どうでもよかったんだろうな〜。
ヤスイ:まぁ、ミュージカル系にしては楽しんで観れたかな。血がビューって出て。
はやしだ:ミュージカルにしてはってレベルだけどね。
ヤスイ:次、『アメリカン・ギャングスター』でっせー。
はやしだ:もっとデンゼルとラッセルのガチンコバトルを期待してたんだけどな〜。顔合わせるの最後の最後だし。しかもうちとけてるし。
ヤスイ:ギャングよりもニューヨークの汚職警官チームの方が悪そうだった。
はやしだ:アル・カポネのボディガードみたいだったな。ジ・汚職警官ズ。
ヤスイ:しかし、ニューヨークの警官ってのはそんなに汚職まみれだったのか? 『セルピコ』とか。賄賂取りすぎ。
はやしだ:ハリウッド映画のNYの警官は汚職まみれでFBIは横柄でCIAは陰謀まみれで保安官は頑固者なんだよ。
ヤスイ:公務員も大変だなぁ。次、『チーム・バチスタの栄光』
はやしだ:吉川晃司が土田晃之に見えてしかたなかった。
ヤスイ:横に膨れたね、あの人も。モニカ〜とか言ってらんないよ。竹内結子かわいかったなー。
はやしだ:そうか〜? キミああいうのが好みか。
ヤスイ:好みっていうかね〜5万までなら出す。
はやしだ:それは好みとは言えない。阿部ちゃんのキャラクターがちょっとわざとらしかったね。
ヤスイ:まんま『トリック』の上田次郎だった。どんと来い術中死。
はやしだ:売れなさそうな本だな。山口良一がフルコーラス歌うシーンは冗長だったね。わかりやすすぎる死亡フラグ。
ヤスイ:あそこで吉川の「モニカ」を歌えば良かったのになぁ。で、それを見た吉川演じる医師が殺したんじゃないか…っていうミスリードが。
はやしだ:まあ確かにヨシオに持ち歌フラフラ歌われたんじゃ吉川もイラッとするだろうな。
ヤスイ:ミステリーなのに謎解きが無くて、フラっと登場した阿部ちゃんが勝手に解決してったってカンジだったな。
はやしだ:トリックが専門的すぎてよくわからんかったな。まあそこが魅力でもあったわけだから痛し痒しか。
ヤスイ:犯人の動機も適当だったなー。面白いから殺した、みたいな。
はやしだ:ムシャクシャしたからやった。誰でもよかった。今は反省して無い。みたいな。それにしても成功率100%だったところへもってきて連続で殺さなくてもよかったのにな。そういう配慮もできないほど心を病んでたってことかい。
ヤスイ:しかし、医療事故に見せかけた無差別殺人て怖いなぁって今さら思った。通り魔より性質が悪いというか。
はやしだ:医療現場に不信感がつのるような内容ではあったかな。主人公のカウンセリングだって単に愚痴聞いてますよ的な感じだったし。
ヤスイ:映画観た後に原作読んだけど、原作は面白かったよ。次、『ノーカントリー』
はやしだ:シュガーの存在感がすごかった。
ヤスイ:ハビエル・バルデムな。あんな暗殺者に狙われたらたまったもんじゃないよ。仕事人より怖い。
はやしだ:見たことないような強烈なキャラクターだったなあ。ライバルが馬鹿みたいにアッサリやられるとこが可笑しかった。どんな対決になるかと期待してたのに。
ヤスイ:あの武器も面白かった。空気砲みたいなの。立ち回りにくそうだけどなぁ。
はやしだ:なんであんなん使い続けるかも全く説明がないしな。不条理なんだけど、本人的には筋が通ってるんだろうな。
ヤスイ:とにかく筋を通す暗殺者だったな。礼儀正しいというか。有言実行の男。
はやしだ:世が世なら英雄になったかもしれん。ベトナム戦争でどうにかなっちゃったみたいなことを言われてたけど、いい兵士だったろうね。
ヤスイ:バイオレンス映画と見せかけて、なにげに道徳性の高い作品だったのかも知れんね。
はやしだ:結果だけ見たら主人公もシュガーと勝手な約束して奥さん守りきれずに死んじゃったわけだしな〜。麻薬取引の金でのうのうと暮らしてる奥さんもなんだかなって感じだし。何が善で何が悪か。
ヤスイ:そんでラストで車がドーンって。人間万事塞翁が馬ってこと?
はやしだ:それが言いたい映画だったのか〜。僕も気をつけなきゃ。鶴亀鶴亀。
ヤスイ:お次は『バンテージポイント』だー。
はやしだ:シガニー・ウィーバー久しぶりに見た。
ヤスイ:別にシガニーでなくてもいいような役だったけど。ブルーレイ買って改めて見直したら、相方の裏切りが事件発生直後にバレてんのな。
はやしだ:『LOST』の人な。それまでの数年来の計画が数分でパー。しかも仲間割れまで起きて。計画の要の部分にデニスだの特殊部隊だの現地の刑事だの配置したのは完全なミスだよな。
ヤスイ:一番の被害者は大統領の影武者だよなー。撃たれて、巻き戻して、撃たれて、巻き戻して、ジョジョ5部のボスの最期みたいだ。
はやしだ:ああいう影武者って実際いるのかね。
ヤスイ:いたらいたで、影武者が暗殺された後、言い訳できないんじゃないか? 人道的に。
はやしだ:のっちみたいのが1クラス分ぐらいスタンバッてたらワクワクするのに。
ヤスイ:一つの事件を色んな角度から観るってのが面白かった。ワリとよくある手法だけど、完成度が高かった。
はやしだ:大統領さえ生きてりゃいいやって結末だけどな。
ヤスイ:とにかく面白かったっすよ。オススメ。次、『クローバーフィールド/HAKAISHA』でーす
はやしだ:着眼点が面白いよね。ブレアウィッチみたいな怪獣映画っていう。最初のパーティーが長すぎだけど。
ヤスイ:一市民の視点から見た怪獣映画。『ゴジラ』とか『ガメラ』とか、強そうでカッコイイ! …ってカンジだけど、実際は恐怖なんだなーって思った。
はやしだ:確かにな〜、実際に出くわしたらチラッとしか見えないだろうな。ハッキリ見えるときゃ死ぬときであって。
ヤスイ:怪獣の造形がダサかったな。最後まで見せなきゃいいのに。
はやしだ:『ダーク・クリスタル』に出てきた足長動物みたいだったな。
ヤスイ:そんなん知らん。顔が、人間の延長上? みたいで萎えた。もうちょっと「怪獣!」ってカンジにして欲しかったなぁ。
はやしだ:怪獣から落ちてきたちっこいのは寄生虫らしいよ。
ヤスイ:毒持ってたしなぁ。しかも数多いし。あんなんに噛まれて死ぬなら怪獣に踏み潰されたほうがマシだな
はやしだ:続編が出るみたいだけど、ウルトラマン出してほしい。
ヤスイ:そういえば、アメコミヒーローでウルトラマンみたいなのいないよなぁ。スーパーマンもX-MENも基本人間サイズだし。アメリカン巨大ヒーローってのも見てみたい。
はやしだ:『ミクロ・キッズ2』のでっかい赤ちゃんなんてどうだろう。それかマシュマロマン。
ヤスイ:舞台ニューヨークだしなぁ。マシュマロマンならいい勝負になりそうだな。
はやしだ:ロブは日本に行く予定だとか言ってたけど、東京が舞台でもいいな。壊しがいのある建造物がそろってるし。東京タワーとか森ビルとか。
ヤスイ:自衛隊なら怪獣退治のノウハウがあるから善戦しそうだけど。次、『NEXT』
はやしだ:未来を見て危険を回避できる、ある意味無敵の主人公だ。
ヤスイ:2分先の未来が見える能力だけど、なぜか彼女の未来だけはずーっと先まで見れるという設定が腑に落ちなかったなぁ。そんな卑怯な。
はやしだ:ファジー設定だよなあ。自分が死ぬか生きるかの方が重要だろうに。そんなに女が大事か。
ヤスイ:あの女助けるためにたくさんの人犠牲にしそうだよなー、ニコラス。
はやしだ:この主人公がエスパー・ブームの頃にもてはやされてた慣れの果てって設定は面白かった。「あの人は今」みたいな。
ヤスイ:端役でピーター・フォークが出てた。どうせならいつものカミさんネタ披露してくれればよかったのに。
はやしだ:部屋出てってから「ああ、そうそう」って戻るとか。
ヤスイ:「また来ます」って。あと、オチもなんだかなーって思った。
はやしだ:あんな規模を大きくしなくても、中盤の口説きシーンみたいな日常レベルの小ネタで十分面白い。逆にニコラスの青春時代みたいのを見たいね。超能力学園みたいの。
ヤスイ:そりゃあもう、ブイブイいわせてたんじゃないの? 2分後にヤれるナオン探しまくったり。
はやしだ:即ウチの達人ッスか? ぱね〜。
ヤスイ:次、『ミスト』
はやしだ:キング原作にしては良かった。
ヤスイ:霧の中から化け物が出てくるホラー作品かと思ったら、どんどん変な方向に話が展開して面白かった。
はやしだ:怪物の描写もしっかりしてたし。あのスノーウォーカーみたいの怖すぎる。夢に出そう。
ヤスイ:あんなのが出てきちゃったらなぁ。主人公の最後の選択も已む無しというか。
はやしだ:あのオチはないわ。あれどういう順番で撃ったんだろう。坊やが最後だったら可哀想すぎ〜。
ヤスイ:で、最後に主人公の目の前を通り過ぎてったあの人もショックやわ〜。オマエか! って。
はやしだ:結局GIジェーン一人勝ちってことだもんな〜。憎ったらしい感じだし。普通のか弱い女子大生のシングルマザーみたいなんだったら良かったのに。
ヤスイ:あの宗教女側に寝返った頭の悪そうなオッサン、どこかで見たことあるなーって思ったら、『ダイハード2』のスチュワート大佐だった。
はやしだ:役だから仕方ないんだけど、すっごく落ちぶれた風に見えるな。あんなにも裸で演舞してたのに。ロバート・パトリックの方が出世したなあ。
ヤスイ:子供がさー「怪物にボクを殺させないで」なんてことを言ってたから、お父さんは最後にあの選択をしたんだろうけど、子供としてはそういうつもりで言ったんじゃないと思う。
はやしだ:あれは皮肉さ満点だったね。子供は子供で徹底抗戦したかったかもしれないのに。
ヤスイ:劇中では語られなかったけど、子供の最後の言葉は「ちゃうねん」だって。キングが言ってたよ。
はやしだ:本当かよ。次は『ランボー 最後の戦場』だ。
ヤスイ:こっちは想像以上にグロかった。お気軽なアクションと舐めてたら、本気の殺し合いだったな。
はやしだ:たまげたな〜。ランボーがなかなか爆発しないとこも良かったな。海賊を一瞬で撃ち殺すとこも控えめながら凄みがあって。で、最後にドッカーン!!
ヤスイ:しかし、ランボーさん、アフガン終わってから、ずーっとタイで蛇とって暮らしてたと思うと…。
はやしだ:いや、そんな何年も大人しくしてたわけないと思うんだけど。わざわざあんな危険地帯にいたってことは、やっぱ夜な夜なフラリと海賊をコンバットナイフで辻斬りしに出かけたりしてたんじゃない? 付近の海賊の間じゃきっと仲間がときどき行方不明になる都市伝説化してたんだよ。だからあんな殺気立ってたんだ。
ヤスイ:仕事人みたいなことやってたのかもな。逆オークションで悪人退治競り落として。で、毎回テーマ曲にあわせて刀打ってんの。
はやしだ:釣竿の先に毒蛇くくりつけて放り投げたりさ。そういうTVシリーズやってほしいな。
ヤスイ:ランボーさんにしては回りくどい殺し方だなぁ。とりあえず映画の話してよ。
はやしだ:トラウトマン大佐はどこ行ったんだろ。
ヤスイ:死んじゃったのかなぁ? ランボーに仕事依頼に来るのはトラウトマンであって欲しかったのに。
はやしだ:ランボーなんかトラウトマンに褒められたい一心で殺戮マシーンなったのに。そういう意味ではシリーズとしての決着がついてないな。
ヤスイ:でも、今回のランボーはホントに殺戮マシーンってカンジだったな。トータルで何人殺したんだろうか。
はやしだ:ジェイソン以上の殺人鬼っぷり。しかも大爆発でいっぺんに、みたいな大雑把なもんだけじゃないとこが良かったな。ちゃんと弓矢使ってたのも偉い。
ヤスイ:首の骨は折るわ、ナイフで腹切り裂くわ、不発弾爆発させるわ、機関銃掃射するわ、弓矢で射殺すわ…と、殺しの手練手管のオンパレードだった。1作目のブライアン・デネヒーもよく生き残ったもんだよ。
はやしだ:続編の構想もあるらしいな。娘が誘拐されてどうこうとかいう。『コマンドー』やん。
ヤスイ:いつどこで作ったんだよ、娘なんて。どうせなら、実家に帰ったランボーが家事や育児に悪戦苦闘するホームドラマにして欲しい。
はやしだ:ここへ来てま〜たその路線か! 前半ホームコメディで後半いきなり血みどろスプラッタとか。しっかしランボーのお父さんもビックラこいたろうな。いきなり息子が帰ってきて。
ヤスイ:ベトナム戦争に行ったっきりの息子が、こんなにゴツくなって帰ってこられてもなぁ。すっごいギクシャクしそうだ。
はやしだ:農場で搾乳して暮らすのか。タイとやってること変わらん。
ヤスイ:次! 『REC』! ゾンビがドーン!
はやしだ:実際もうちょっとゾンビが近くまで迫ってくるのかと思ったら。普通のゾンビ映画とあんま変わらない。
ヤスイ:まぁ、低予算なりに頑張ったなーってカンジ? それにしても、街のド真ん中の古アパートの天井裏であんな危険な生物研究してたとはなー。
はやしだ:唐突な設定だよな。研究してた人はどうしたの? 死んだの?
ヤスイ:死んだんじゃないの? あんな危ない生物ほったらかしにして。無責任にも程がある。
はやしだ:ベッドに置き去りにされた病の老人は大丈夫だったのか?
ヤスイ:周りの住人がゾンビ化していくのを最後まで見守ってたんだろうねー。寝たきりで。
はやしだ:ハリウッドでリメイクされるみたいだけど、もっと規模を大きくしてほしいな。ドキュメンタリータッチで。そうすりゃ面白くなるかも。
ヤスイ:リメイクする際には、建物をもっと大きくして欲しいな。流石に古アパート一棟では狭すぎる。エンパイアステートビルとかでやって欲しい。
はやしだ:逆にゾンビ視点の立身出世モノとかはどうかな? 一人のゾンビじゃなにもできないけど、力を合わせれば……みたいな。
ヤスイ:それ『ランド・オブ・ザ・デッド』やんけ。
はやしだ:『ランド・オブ・ザ・デッド』みたく投げっ放しじゃなくて、ちゃんとゾンビの王国ができて独立宣言するまでを描き切るんだよ。ゾンビ専用車両とかゾンビ定食にゾンビの職安ゾンビの……やっぱどうでもいいや。
ヤスイ:毎週水曜はゾンビデーでゾンビの方は1000円で映画観れるとか。ゾンビに優しい明日が来ると信じて…次、『ダークナイト』
はやしだ:ビギンズを忘れてても楽しめた。
ヤスイ:というか、ストーリーも続きじゃないから、単品として観れた。前作でバットマンを多少は苦しめたスケアクロウの落ちぶれ方が凄かったな。
はやしだ:ジョーカーも3であんな感じでチョイ役で出たりして。代役で。
ヤスイ:またジャックニコルソンがやればいいんでは? それより、ヒロインの女優が変わってしまったのが悲しいよ。
はやしだ:キャリー・フィッシャーっぽかったな。
ヤスイ:前作のケイティ・ホームズから、マギー・ギレンホールに変更になってしまった。…もうちょっとこう、顔の系統が似てる人なら良かったんだけど…ていうか…ブサイクやん?
はやしだ:確かに口の横のほうれい線が気になった。スパイダーマンのキルスティンダルスティンといい、な〜んでアメコミのヒロインって変な感じなんかね。手が届きそうなとこがいいのかな。
ヤスイ:誰だよダルスティンて。名前くらい覚えてやれよ。でも、手が届いてもスルーするけどなぁ。ヒロインがブサイクなおかげで、他のキャラが輝いて見えるという効果でもあるんかな。
はやしだ:キルスティンダンディルドなんかある意味怪人より存在感あるぞ? いいガタイしてるし。
ヤスイ:オバハン顔だしなぁ。こんなヤツのために命張ってるのか…と思うと、同情したくもなる。
はやしだ:でもさ、アメリカみたいな人種闇鍋状態のメタボ国家じゃマギー・ギレンホール程度でとどめとかないと嘘くさくなるのかもしれん。
ヤスイ:ジョーカー役のヒースレジャーはどうでしたか。死んじゃったけど。
はやしだ:彼なりのジョーカーを見事に演じ切っていたよ。まっこと曇りなきジョーカーっぷりなり。
ヤスイ:おざなりな感想だなぁ。何か無いの? 作品についての感想とか。
はやしだ:いや、そーいうのはいいよ〜。
ヤスイ:じゃあ次、『スターウォーズ-クローンウォーズ-』でっせー。
はやしだ:CGがすごかった。ビックリした。
ヤスイ:そうですねー。
はやしだ:でもメカと人物の造形の落差が激しくて変な感じ。
ヤスイ:ですよねー。
はやしだ:アソーカだっけ? 萌えね〜のなんの。
ヤスイ:アメ公に萌えの心は理解できんちゅー話ですよ。テクモ辞めた板垣さんがルーカスフィルムに入ればいい。
はやしだ:ジェダイの乳が揺れまくるんだな。
ヤスイ:そんぐらいやれっちゅー話ですよ、アメ公も。ていうか、なんだよアナキンのパダワンて。後付にも程があるというか。
はやしだ:EP3にも出てこないしさ! どこ行っちゃったの? 死んだの?
ヤスイ:やっぱり、EP3のオーダー66で殺されちゃったんだろうか。あと、クローントルーパーがアナキンやオビワンと親しそうにしてたけど、こいつらがEP3であっさり裏切ると思うと切ないわー。
はやしだ:たちまち後ろから発砲するからな〜。名前のあるトルーパーいるやん? 特にオビワンと仲良いやつ。あいつも裏切ったんだっけ。
ヤスイ:裏切ってた裏切ってた。コーディとかいう奴。一緒にクローン大戦を戦い抜いた戦友なのに、あっさり裏切ってた。切ないわー。
はやしだ:そういう外伝も作ってほしかったな。背中合わせで敵に囲まれて後ろは任せたぜ、相棒! みたいな。
ヤスイ:そんな時でも魔法の言葉・オーダー66であっさり裏切るんだよ、ヤツラ。
はやしだ:アツツツツ。獅子身中の虫とはこのことだな。
ヤスイ:誘拐されたジャバザハットの息子を助けるってストーリーだけど、息子なんていたの!? ってハナシですよ。アイツ、EP6で親父が絞め殺された時何してたんだ。
はやしだ:留学でもしてたんじゃないの? 結局ジェダイとシスの両陣営がジャバのご機嫌取りに奔走してる話なんだよな。そんな重要人物だったっけ?
ヤスイ:犯罪組織の頭領っていうから、マイケル・コルレオーネみたいなもんか。
はやしだ:結構間抜けな頭領だよな。そもそも一人息子を簡単に誘拐されるってとこがもう。レイアに絞め殺されるし。
ヤスイ:もういい、ジャバの話は。次、『ハンコック』
はやしだ:途中から意味がわからない痴話喧嘩になってつまらんかった。
ヤスイ:酒浸りのやさぐれヒーローで最後までやって欲しかったのになぁ。変に女と絡ませようとするから。
はやしだ:愛とかなんとか言っちゃってさ。どーでもええねん。あ、関係ないけどハンコックって何やって暮らしてたんだろ。力仕事?
ヤスイ:そこらへんの牛とか馬とか殺して食ってたんじゃないの。
はやしだ:服や酒買う金はどうやって調達したんだ。まさか強盗から巻き上げてたとか?
ヤスイ:恐喝とかしてたんじゃないの? 勝手にショバ代取ったり。
はやしだ:ヤクザやがな。でもハンコックが法律無視して本気出したらいくらでも生きていけそうだけどな。なんでヒーローなんかやる気になったんだろう。
ヤスイ:ヒーローか犯罪者になるしか選択肢無いからなぁ。犯罪者になりきれないんでヒーローやってるってカンジ?
はやしだ:次は『崖の上のポニョ』。ポニョポニョ〜さかなのこを食べ〜ると〜♪
ヤスイ:なーんか、それでいいの? って話ですよ。話ウヤムヤに終わらせて、それでいいの、ねぇ、いいの、宮さん、宮さん!?
はやしだ:水没して、みんなで丘の上のホテルに立て篭もって、どうすんだろうね? 用務員の関谷さんが独裁政権を樹立したりしないんか?
ヤスイ:映像は手描きでたくさん動かして頑張ったで賞ってカンジなんだけど、面白くなかったなぁ。逆に、絶賛する人の絶賛ポイントが知りたい。
はやしだ:絶賛ポイント〜? おばあちゃん達が歩けるようになってチョー良かったとか?
ヤスイ:あのシーンはあのままドラゴンスクリューで足折ってやろうかと思った。なんでそんな安易な方にいくのさ。
はやしだ:オレはまず延髄蹴りでうつぶせにのしてから2人がかりで足首もってせ〜ので膝をマットに叩きつけてやろうかと思った。あのババアどもがあの世界で生き残って歩けるようになって何がいいことあるんだよ。種モミでも運ぶか?
ヤスイ:亡骸を埋めたとこに種モミ蒔いたるわ。
はやしだ:よく育つだろな〜。足が治る理由がよくわからんよな。なんであいつらだけ特待生なんだよ! みんな一生懸命生きてるんだよ!
ヤスイ:このババアどもの足を治してやった代わりにポニョを返せってことなんかな。さもないと…わかるな? みたいな。
はやしだ:さもないと一本一本足をもぎりとられんのかな? でもポニョとババアどもの足だったらよっぽどのことが無い限り足差し出すだろ〜普通。
ヤスイ:なんていうか、つまるつまらん以前に、腑に落ちないんだよね、全体的に。なんでそういうオチになるのか納得いかんのだが、でも子供が楽しめればいいのかなー、と。
はやしだ:いや、当の子供も楽しめてないんじゃない? あんな、なあなあの痛み分け〜、みたいな煮え切らないラストじゃ。誰でもいいから責任者に仕立て上げて処刑して生首棒の先にくくり付けて練り歩かないと。
ヤスイ:なんていうか、毒にも薬にもならないってカンジだな。
はやしだ:大自然に復讐されるほど悪くもなさそうな、静かな漁村が舞台だしな〜。
ヤスイ:敵の親玉が所ジョージじゃやる気もでんわ〜。笑ってこらえて。次、『インディジョーンズ-クリスタルスカルの王国-』だー。冥途の土産にスカルとはよく言ったもの!! 達人の奥義が今 実戦でバクハツする!! インディアナ流考古学、ジョーンズ博士だー!
はやしだ:岩石でガンガン遺跡を殴り崩す考古学ってのは斬新だったな。
ヤスイ:ストリートで磨き上げたケンカ考古学炸裂だったね。遺物への敬意とか、そういうのは無いんだろうなぁ。
はやしだ:こういう間違ったテンションで考古学学ぼうって人が出ないことを祈る。最初は割と丹念に謎解きやってたのに、一番の山場がめくらめっぽう突起をガンガン殴るってーのは、どうなの? 何の伏線も無いし。せめて何かの順番に沿って殴るとかさー。
ヤスイ:そしてオチは宇宙人。それって考古学で一番やってはいけないネタのような気がするんだが。結局、地球の文明は宇宙人からもたらされたものなんですよーって。
はやしだ:そこなんだよ。クリスタルスカルが便利すぎ! 宇宙テクノロジーで蟻は避けるはドアは開けるは原住民は避けるは。人よけジャイロじゃないんだから。
ヤスイ:パパもマーカスもすでに故人なのが寂しかったね。もう一度、マーカスのマヌケなところが見たかった。あとリバー・フェニックス。息子とかどうでもええからさぁ。
はやしだ:60歳で子供がいたこと知らされてもなあ。もういい大人になってるし。吉田戦車の4コマで「育ちすぎるほど育ったのでお返しします」ってのあったじゃん。あんな感じ。
ヤスイ:自分の与り知らぬところで勝手に自分の子供生んで育ててる女ってなんなんだよ。サイコだよ。
はやしだ:とてもじゃないが大冒険する気になんないよ普通は。さすがインディ。
ヤスイ:今回から敵がナチスから共産主義にチェンジしたね。もっと、ナチスとは違うソ連らしさがあれば面白かったのに。コルホーズとか。政治将校が傍らについてきたり。
はやしだ:切られても切られても中からちっこいのが出てくるとか。あと、ソ〜フ〜ホ〜ズ〜って迫ってくる。5ヵ年計画で。
ヤスイ:インディが核実験で吹っ飛んでたけど、そういうのを明るいテンションでやられてもなー。核なめんなよってカンジで。
はやしだ:ホースでジャーって洗い流してたね。放射能を。それで済んだらはだしのゲンなんか3巻ぐらいで終わる。
ヤスイ:当時はそんな知識しか無かったのかねー。作中、インディの毛がハラハラと抜け落ちてく描写とかあれば良かったのに。核は怖いでー、って。
はやしだ:トラックの荷台に引っ張り上げようとしたら腕の肉がズルッて削げるとかな。
ヤスイ:スピルバーグならそういう描写やりそうだよな。それにしても、いい加減ハリソンフォードのインディは無理があるね。
はやしだ:シャイア・ラブーフにバトンタッチでも良かったと思うけどね。帽子渡して。
ヤスイ:次、『アイアンマン』! ロバート・ダウニー・ジュニアが頑張った。
はやしだ:プロトタイプのアイアンマンがかっこよかったな〜。手作りのパワードスーツ。
ヤスイ:マーク2より無骨でカッコよかったなぁ。火炎放射したり。
はやしだ:『リーサル・ウェポン4』のアイツを超えたな。火炎放射はいつの時代も男のロマンだよな。古今東西、事件の陰に火炎放射あり、と言う歴史学者がいてもおかしくはない。
ヤスイ:ていうか、捕虜に武器と工作セットを自由に使わせるテロリストって何なんだろうね。優しいバカ?
はやしだ:まかり間違えば基地ごと消滅しそうな火薬の量だしな。っつかさ、別にああいうのって実際に作らせなくても設計図だけ書かせれば済む話なのに。
ヤスイ:企業の社長一人捕まえて作れって命令してどうする、っちゅー話ですよ。大量生産できないやんか。
はやしだ:チュンソフトの中村社長つかまえてきて今から一人で『428』作れ! って言うようなもんだよな。全部の登場人物が写メで自分撮りした風の中村社長なの。まあ、作れるとしてもせいぜい『ドアドア』ぐらいだろうな。
ヤスイ:そんな下町の板金工場じゃないんだからさぁ。竪穴式住居みたいなとこで最先端のミサイル作らせるという発想がすごいよ、コイツら。
はやしだ:精密機器作らせてるのに洞窟って。ネット環境も無いようなところで。
ヤスイ:製作現場をカメラで監視してるのにさぁ、明らかにミサイル的な物作ってないのに、やけに好意的に見守ってくれてたよねテロリスト。ミサイルかもしれない監視。
はやしだ:膝関節の駆動部分作ってる絵なんかどー好意的に解釈してもミサイルじゃないよ。回天でも作ってるのかと思ったのかね?
ヤスイ:なんだろうね、アメリカ人から見たアフガンテロリストってあんなカンジなのかな。武器持った土人程度の認識。
はやしだ:突撃してきたテロリストがインセンに乱射されて画面の右から左に180度方向転換して逃げ惑うのが可笑しかった。
ヤスイ:なんかもう、コメディなのかシリアスなのかよくわかんなかった。結局インセン、いい気になって突撃して死ぬしな。
はやしだ:あの後にテロリストの親玉に使うロケット弾も良かったな。一発きりで、手で照準合わせるやつ。仕置人の巳代松みたいだった。
ヤスイ:やっぱプロトタイプの方がかっこいいよなぁ。それに比べて帰国後に作ったやつ、なんか、ツルっとしてて。流線型でっせ〜みたいな。
はやしだ:あれはあれで製作過程が面白かった。プロジェクトXみたいで。
ヤスイ:プロジェクトXのナレーションの人って誰だっけ?
はやしだ:え〜とね、田口、た……チャン・ドン・ゴン?
ヤスイ:はい次。『イーグルアイ』。スピルバーグが長年温めてたってさー。
はやしだ:温めすぎてデロデロになってなかったか?
ヤスイ:賞味期限切れのネタを再加工して温めなおしましたー、みたいな? つまらなくは無いけど新鮮味も無かったなー。
はやしだ:ふたを開ければコンピューターの暴走モノって、何時代の話だよ!
ヤスイ:もうスーパーコンピューターの暴走はいいよー。何十年前からやってんだよー。
はやしだ:あと、政府が我々を監視してるってやつ。別にいいよ監視でもなんでもしてくれってー。
ヤスイ:アメリカ人好きだよなー、監視社会ネタ。そんなにスワッピング好きか。
はやしだ:スワッピング関係あるか?
ヤスイ:まぁ、お互い見つつ見られつというか。
はやしだ:でも主役が警官やFBIのときは結構都合よく市民の個人情報をやりとりしてるよな。
ヤスイ:まぁねー、9.11がねー。アレがねー。
はやしだ:そうそう! いま言おうと思ってた。この映画の舞台ってさ、9.11以降のアメリカ社会だよね。以前じゃない!
ヤスイ:やっぱ9.11がねー、アメリカの映画をさー、あんなカンジにしたっていうか。
はやしだ:そういや『ゴーストバスターズ3』ってどうなんのかね? グランドゼロ問題は避けて通れないと思うが。
ヤスイ:ニューヨーク舞台にしたらマズイと思うけどなー。ウヨウヨしてるべ?
はやしだ:他にNYでゴーストネタと言えば、2でボツったヒンデンブルグ号のネタが復活するのかな。あとは、ジョン・レノンとか。マーク・チャップマンを呼べー!
ヤスイ:ヨーコが烈火の如く怒るぞ。あと、ラブーフのお父さん、どこかで見たことあるなーって思ったら、『ダイハード2』のスチュワート大佐だった。次、2008年最後は『トロピックサンダー』
はやしだ:アイツらの使ってた銃は実弾なのか撮影用の空砲なのか。それが最後までよくわからなかった。
ヤスイ:しらねぇよ!
はやしだ:それがわかんないと。可笑しさが全然違ってくる。空砲だと思って空砲使ってたのか、空砲だと思って実弾使ってたのか、実弾だと思って空砲使ってたのか、実弾だと思って実弾使ってたのか。
ヤスイ:うるせぇよ!
はやしだ:なんでいきなりキレるキャラになっちゃったの。さっきまであんなに紳士然とした立ち居ぶるまいだったのに。下半身素っ裸ながらも。
ヤスイ:ズボンはいたらイライラしてきた。
はやしだ:それズボンじゃない! 二股のコンドーム!
ヤスイ:道理で!
はやしだ:チャンチャン!
ヤスイ:ドンゴン!
チャン・ドンゴン:呼んだー?




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