スターウォーズ エピソード3 予想
 ここから先は読者がスターウォーズ3部作とエピソード1を見ているという前提のもとに話を進めていく。エピソード1〜3はアナキン少年が如何にして暗黒面に寝返り、ダース・ヴェイダー卿になったか、という話なんだけど、ハッキリ言って今のまま話が進むととてもつまらないと思いませんか? 僕は思う。だってエピソード4〜6はすでに公開されていて、ダース・ヴェイダーとその子供達、帝国と共和国の攻防とその終焉に至るまでの顛末を、我々はすでに知っているわけだ。このまま何のヒネリもなしに終わってしまうのだろうか? そうは考えたくない。そこで僕は3作目で我々が驚くような大ドンデン返しが行われるのではないか、との仮説にたどり着いた。具体的にはアナキン・スカイウォーカー→ダース・ヴェイダーの変化そのものが覆されるに違いない。まず、1でジェイク・ロイド、2でヘイデン・クリステンセン演じるアナキン・スカイウォーカー。あいつはアミダラと子供作ってから中盤で死ぬ。え? 死んじゃうの? 館内にどよめきが。じゃあ一体ダース・ヴェイダーは誰なんだ? あの仮面の下でヒューハー言ってた男は何者だったのか。
 彼は、

1.人間、ないしは少なくともヒューマノイド型の生物でなくてはならない。
2.相当なフォースの使い手でなくてはならない。
3.観客を納得させ得る人物、すなわちエピソード1から出演している人物でなくてはならない。
4.3の条件をクリアしつつ、続く3部作(エピソード4〜6)では出てこない人物でなければならない。

 果たして以上1〜4の諸条件を満たす人物が存在するのだろうか? 

 いた。

 メイス・ウィンドウ(サミュエル・L・ジャクソン)その人である。ジャジャーン。こりゃ吃驚ですよ。ジェダイbPの実力をもつヨーダに影のように付き添い、交渉による和平を唱えていた男。彼が何故暗黒面に寝返ってしまったのかはまだわからないけど、たぶんアミダラに横恋慕とか、そんなんじゃないかな。『ジャッキー・ブラウン』でも「白人の恋人」に固執してたし、サミュエル。あとアナキンの能力に嫉妬したとか。そうして有望なジェダイ候補だったアナキンを葬り去った彼は身も心も暗黒面に堕ち、仮面を被って「シスの暗黒卿」ことダース・ヴェイダーと名乗るのである。そういえば「メイス・ウィンドウ」と「ダース・ヴェイダー」って語感が似てなくもないし、「ジェダイは内部分裂して滅びた」というヨーダの言葉とも矛盾しないし、ハゲだし、これはビンゴだよ、きっと。なんか顔が白くなってねえ? という気がするが、ルークを暗黒面に引き込むために父親のフリをする必要から色素を抜いたんじゃないかな? だって無くなった手首の代用をすぐに機械で作れる世界だし、それぐらいできるべ? 写真をよく見ると目のまわりだけ黒いしさ。この説から逆に考えると、アナキンの名を騙る必要があったからこそあんな奇天烈な仮面を被り続ける必要があったとも考えられる。いやー、この説は真実を語りすぎるほど語っていると思うので、ルーカスフィルムから訴えられないかちょっと心配だ。

2002/06/20
補足説明

・色素を抜いた…バカバカしく聞こえるかもしれないが、エピソード4〜6のダース・ヴェイダーの異様なまでの青白さも怪しいのである。フォースの種類によりライトセーバーの色が変化するように、肌の色も変化するとしたら…。


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